
長時間労働が当たり前になってきたなぁ。
子供が生まれたばかりだけど、いつか会社も考え直して早く帰れるかな?
とりあえず目の前の仕事に集中、、、してる場合じゃない!!!
帰れないのは自分の責任?会社の責任?お互い様?
- 長時間労働の原因を分解して見えてきたこと
- 長時間労働の影響で社員(家族)・会社はどうなるか
- 長時間労働の対策は個人でもできる
他人に期待しても変わらなかったので、自分で働き方を変えました!
長時間労働の原因を分解して見えてきたこと
実際に僕も長時間労働をたくさん経験してきましたが、経済産業省の「働き方に関するアンケート調査結果」の「長時間労働の原因に対する意識」を見ていると、自分ではコントロールできない部分が多いです。
- 管理職(ミドルマネージャー)の意識・マネジメント不足
- 人手不足(業務過多)
- 従業員の意識・取り組み不足
- 長時間労働を是とする人事制度・職場の風土
- 社員の生産性・スキルの低さ
自分で何とかできるところまでは進めれますが、ひとつひとつ原因をたどっていくと、「会社や業界の問題」という、他人がコントロールしてる部分はどうすることもできません。
長時間労働の原因が他人にあるもの

まずは、「働き方に関するアンケート調査結果」から、他人がコントロールしてる部分を見ていきましょう。
- 管理職(ミドルマネージャー)の意識・マネジメント不足
- 人手不足(業務過多)
- 長時間労働を是とする人事制度・職場の風土
自分で何とかできない問題を認識しないと、どうすればいいかわからなくなります。
管理職(ミドルマネージャー)の意識・マネジメント不足
そもそも管理職の人は、誰かをマネジメントしたくて管理職になってる人は少ないのでは?どちらかというと、仕事の決定権というか、自分で進めていきたい、という裁量権を求めるタイプが多いと思います。
だから、マネジメント不足になるのかもしれません。
僕だったら、仕事の決定権を手に入れてガンガン仕事を進めていきますし、それで定時に帰って家族で夕飯を食べたいので、やはりマネジメントの優先度は下がってしまいます。
人手不足(業務過多)
中小・零細企業は、人手不足による業務過多は必須だと思います。
良くても、現状維持しかできず、会社のために効率化や生産性をあげれないので、ひたすら目の前のことだけ集中、、。
積極的にセミナーや勉強会などもできないし、求められてすらないケースもあるので、少ない人員で長時間労働しながら現状維持というのは、社員も会社も自転車操業の状態で危険ですね。
長時間労働を是とする人事制度・職場の風土
残業してる人が偉い!という風潮は思考停止してますよ(~_~;)
他人を評価することは難しいと思うので、かなりの難問ですが、だからといって長時間労働してる人を輝かせる会社は、評価することをやめてますね。
そもそも人事制度なんてないのに、国からの助成金が目的で制度だけ設けてる会社が多いんですかねぇ。
う~む、人手不足で業務過多な状況で、マネジメントする時間がない管理職に評価を求めるのもお互いに辛いですね
なので、他人に期待するのはやめた方がいいのかも?
長時間労働の原因が自分にあるもの

つぎに、「働き方に関するアンケート調査結果」から、自分でコントロールできる長時間労働の原因を見ていきましょう。
- 従業員の意識・取り組み不足
- 社員の生産性・スキルの低さ
自分の意識やスキルを身に付けるだけで、早く帰れるならガンガンやりたいですね~
僕は超絶ブラック企業にいたので、身に付けるための「時間を確保」するところからでした!笑
(実体験)
従業員の意識・取り組み不足
社員の意識は大切ですね。個人でもできます。
ただ、取り組みに関しては、何をどうするかは会社・部署で違いがでてきますので、前提条件として会社側から具体的な取り組み方法を発信しないともったいないですね。
社員の生産性・スキルの低さ
生産性は意識して習慣化しないと、無駄に時間がかかってしまいますね。
スキルや知識もビジネス書を読みながら実践してれば、自分自身も会社も幸せになれるのは間違いないです。
ただし、
ブラック具合による
なぜなら、長時間労働していると体力的・精神的に余裕がなくなるので、スキルや知識を身に付ける時間がありませんし、ヤル気もでない。
だからこそ、矛盾してしまうし、長時間労働が当たり前の会社も自転車操業状態の悪循環から抜け出せないのかもしれません。
いま僕は残業が少ない仕事なので、ほぼ毎日、朝活で勉強したりブログしたり、筋トレしたり、してますが、さすがに毎日のように残業や休日出勤してると勉強する気はまったくなかったですねー。
時間があまるのも、人によっては問題ありますが。

僕は当時、忙しすぎて原因がわかりませんでしたが、周りの人たちや会社がどうなっていったかは覚えています。
長時間労働の影響で社員(家族)・会社はどうなるか
・会社はどうなるか.jpg)
僕は1社目が倒産し、2社目は入社時と転職時で社員数は変わりませんが、在籍時の中途採用者は社員数の倍以上でした。
この意味わかります?
この2社目は、人をどんどん採用し続けないと倒産するんです!
当時はこの状況を理解できてませんでした。会社も個人ももうちょっと何かできたような気もしますが難しいですね。
しかも、長時間労働の影響は社員や家族、さらには会社にまで広がっていきます。
長時間労働の影響で社員が体調不良になり辞めていく
会社の人や一緒に仕事をしてたパートナー会社さんが、昨日までいっしょにいたのに突然来なくなります。
「明日は来るかな?」と思っても、ずっーーーーーときませんでした。
もちろん大問題になりましたし、鬱病などは少しずつ心を蝕んでいくのかもしれません。
何よりも本人がつらいですね。
家まで会いに行ったこともあるのですが、すこしキョドってしまっていたので会話をすこしだけして帰りました。
そのとき思いました。「あんなにがんばってたのに」、って。今思えば「がんばる方向は正しかったのか?」考えさせられますね。
僕よりももっと年齢が高い世代だと、がんばったぶんは還元されてたそうですが、今の時代は還元する前に潰れるか現状維持だらけ?
長時間労働の影響で組織の仕組みを作れず淘汰されていく
日本の全企業数からみた中小企業の数は99.7%と言われてますが、この中で創業してから10年後も生き残っている会社は「6%」らしいです。
長時間労働が影響で潰れるというよりかは、販売不振が多いようでして、そりゃ「売れすぎて人の手が足りない」状態ならどんどん人を採用しますよね。
売上が伸びないから、少ない人数で長時間労働が当たり前になるのかもしれません。
そのため、
- 退職 or 体調不良
- しのぐために中途採用
- 慣れる前に退職 or 体調不良
- そしてまた中途採用
という魔のループを見てきましたが、どう考えても「その会社は必要なのか?」と思ってしまいますね。
「雇用を守るため~」という経営者がいますが、いやいや、「誰かを笑顔にするために誰かが泣くようなビジネスはいらない」と思いますよ。
長時間労働の影響を受けるのは社員の家族も

人手不足で残業ありきの仕事には2種類あると思っていて、繁忙期などの一時的なものは良いのですが、常に人が必要なほどの業務量で長時間労働になると、そのシワ寄せが家族に向きます。
僕はも若い独身時代は毎日午前様で休日出勤してても「まぁ、みんなやってるしね」と、身を流れに任せても大問題にはなりませんが、
- 結婚してたら?
- 赤ちゃん産まれたら?
- 誰が育児するの?
これは大問題です。
当時その会社では家庭問題が多くなって、離婚問題で炎上してました!!
仕事が原因で離婚されるのは本当か?
実際にITmediaさんが「離婚したくなる亭主の仕事を調査」しました。
離婚したいと回答した妻は、夫の仕事にどんな不満を持っているのか。1位は「給料が低い」で63.6%。2位が「残業が多い」(30.9%)、3位が「将来性が感じられない会社」(29.1%)だった。

1位の「給料が低い」と2位の「残業が多い」は、ブラック企業のセットみたいなものですよね。
(ブラック企業の定義は人にもよるでしょうが)
僕は結婚前に「給料が低い」のを解決するために、仕事で関わった人のところへ誘われて転職しました。
しかし、同じ業界なので多少は年収UPしましたが、働き方は全く同じ状況!笑
そんなとき僕は、子供が生まれたのをキッカケに「残業が多い」世界から残業が少ない仕事に転職したんです。
長時間労働の対策は個人でもできる
長時間労働の対策を「国から会社へ指示して改善をはかろうとする姿勢」は大変すばらしいのですが、時間がかかるのか上手くいきにくいですね。
時間は限られていますので、僕は「自分の中で1番たいせつなものは何か?」を考えました。
そしたら、時間の使い方は「誰のために何をするか?」というシンプルな答えに。他人を変えるより自分が変わった方が早かったですね~
長時間労働の対策は、自分で働き方改革すればいい!!

国が要請している長時間労働の対策
厚生労働省がすすめている長時間労働削減推進本部の資料をいくつか見ていくと、企業の自主的な見直しを進めてることがわかります。この中にある働き方改革推進プロジェクトチームの指示内容がわかる資料が以下の画像です。

資料はたくさんありますが、ちゃんと国から会社へすすめていて、一定の成果はでてるそうです。なるほど。うまくいってる会社はいいですね~
上手くいってない会社は何が違うのかな?冒頭の長時間労働の原因ですかね~
つまり、長時間労働が当たり前のところでは変えようがないんでしょうね。
実体験ですが、現場はそれどころじゃない!!
働き方改革として個人でできること

長時間労働の原因が自分にあるものを行っても、他の原因は会社や業界などの「他人しか解決できないこと」です。
自分がコントロールできない部分を何とかしようとしてもできません。
そういった状況で個人でもできる働き方改革は、いくつかありますが、
- 他人の仕事を手伝わない
- スキルアップの勉強
- 今のスキルで副業 or 新たに学んで副業
- キャリアアップ転職 or 時間確保のため転職
1番重要なのは「時間の確保」ですね。
なぜなら、時間がないと何も選べないので。
僕は夫婦で子育てがしたかったのと、やりがいがある仕事をしたかったので、「キャリアアップ転職」と「時間確保のため転職」の両方を同時にしました!


そして、毎日定時に帰って育児をして時間に余裕がでてきてから、会社の給料だけじゃ限界があるというか、サラリーマンの限界を感じたので、会社以外にお金を稼ぐ方法を調べに調べて挑戦してます~
このとき特に大事なのが「他人の仕事を手伝わない」ことでして、そうしないと今の職種に必要な「スキルアップの勉強」ができないからです。
個人でできる働き方改革を実現していくことが、これからの働き方とか、多様性とか、ワークライフバランスに繋がるのかもしれません。
しかも、自分のやりたいことで時間がないのなら言い訳じゃなく素晴らしいことだと思います!

長時間労働の原因と影響と対策:まとめ
若いころに無茶な働き方をしたから今がある、という人もいるでしょうし、実際に僕も修羅場を何度も乗り越えてきました。
毎日、家に帰らずに会社に泊まり込む日々も経験してますが、30代になってくると大事なものの優先度が変わる年代です。
僕にとって1番たいせつなものは「家族」でした。
あなたのたいせつなものは何ですか?
何が1番たいせつであろうとも、自分が努力してる方向を再認識し、質を高めるための「時間」は必ず必要ですよ。
この記事で伝えたかったことは、
- 長時間労働の原因を分解して見えてきたこと
- 長時間労働の影響で社員(家族)・会社はどうなるか
- 長時間労働の対策は個人でもできる
ですので、
- 他人の問題が多すぎる
- 方向を間違えるとみんな不幸になる
- 自分で働き方改革した方が早い
だと思います!(実体験)
僕は本なんて読んだことなかったのに、長時間労働が当たり前の会社・業界から脱出したら、ビジネス書を何十冊と読みながら実践するようになりました。(むしろ読書大好き)
驚くことにインプット&アウトプットを繰り返していくと、どんどん仕事の生産性や効率化もでき、業務改善にも繋がったりもします。(だからこそ評価されて仕事のやりがいを感じます)
これからの働き方は仕事で限られた時間&最高の結果を出して、あとは勉強や交流を広げていったり、自分でお金を稼ぐ経験も積んだほうがいいな~と実感する日々です。


自分で働き方や生き方を選ぶと家族で楽しく過ごせます。
副業で得たスキルや知識を会社で活かすとさらに加速!ということで複業を経て築き上げた僕のキャリア戦略やブログ・アフィリエイトなど。
副業年収はどうなの?
価値観は変わった?
会社の外で身に付けた力を会社で活かす?
今後サラリーマンとしてどうするの?
あなたがこれから挑戦する未来かも?しれません。