
残業・休日出勤・徹夜の状況でしたが、「残業が少ない仕事」へ何とか転職しました。
しかし、次の壁があったんですよ!
ブラック企業&業界からホワイト企業に転職!その向こう側にあるものとは?
- 残業が少ない仕事のメリット・デメリット
- 残業が少ない会社の探し方
- 企業のライフサイクルから見る「残業時間と人への投資」の親和性
壁に対して「考える時間」があれば採れる戦略が変わります
僕みたいに家族で夜ご飯をたべつつ、挑戦できますよ!
残業が少ない仕事のメリット・デメリット
実際に定時退社ができる仕事で、やりがいもあった日々を送ること数年。あまりにも長時間労働をしていたころに比べると、とても素晴らしい世界です。
しかし、大企業ではなく中小企業の僕は、安定した仕事・会社に注意点があることを理解しました!
わが社は中小企業ではありますが、会社の外から様々な方法で調べると、とても素晴らしい財務状況らしいです。
たしかに安定してますね。今まではベンチャー企業ばかりだった僕としては、まわりのスピード感に合わせてゆったりにするのが大変でした。
20代はがんばりすぎてたんだなぁと実感。
独身だったからできたことですが。
しかし、そんなわが社でも一定数の人が辞めていき、採用して、また辞めていきます。
最初はわかりませんでしたが、2年たつころには理解しました。
残業が少ない仕事のメリット

残業が少ない仕事の会社というのは、会社の資本が安定しているので、残業が少ないだけじゃなく色々とメリットがありました。
- どうどうと定時退社できる
- 有給休暇が取りやすい
- 36協定への意識が高い
- スケジュール調整がスムーズ
- 自分で探して有料セミナーに行ける
- 社外活動がある(独身者向け)
わりと想像がつくものが多いかもしれませんね。なぜなら長時間労働のときの不満を逆転したものが多いと思うので。

どうどうと定時退社できる
残業が前提ではないので定時に帰れてしまいます。これはなかなかブラック企業では経験できないこと。
僕は「本当に帰っていいんだな?帰るぞ!?いいんだな!?!?」という意識で、最初は帰りました。笑
有給休暇が取りやすい
体調不良や退職時に使うものだと思ってましたが、みんなけっこう使います。
僕は最初の1年でまったく有給休暇を使ってなかったことを指摘されてしまい、計画的に有給休暇で旅行へ行くようになりました。
36協定への意識が高い
僕は以前にいたところは、社員よりも「会社のため、お客様のため」な会社すぎて忘れてましたが、労働基準法は大事です。当たり前のことなんですけどね。
36協定とは、労働基準法36条に基づく労使協定であり、企業が法定労働時間(1日8時間・1週間で40時間)を超えて労働(残業)を命じる場合に必要となります。 上記のとおり、36協定は、締結し、所轄の労働基準監督署へ届出なければ、企業は従業員に法定労働時間外で労働(残業)させることはできません。
スケジュール調整がスムーズ
仕事で納期に間に合わせるために「何が何でもやる」という雰囲気はありません。
僕はだいぶスケジュール調整に慣れてきたので、伝え方を意識しつつ、先回りしながら仕事するようにしていて、あえて、時間的余白を作るようにしました。
そのほうが、仕事の質もあがりますね。
自分で探して有料セミナーに行ける
会社で契約してる夕セミナー会社もありますが、それ以外にも自分で探して高額の有料セミナーにいけるのはありがたいですね。
たまに「これって今の仕事と関係あるの!?」って驚かれたことありますが。
(たしかそのときはWebマーケティングやSEOや広告関係のセミナー。笑)
社外活動がある(独身者向け)
実際に僕も参加してるのですが、休日に会社の人と会ってみんなで何かするのは楽しいです!!
うちは家族がいるので、しょっちゅうは行きませんが、独身の方には是非ともオススメですね~
ちなみに登山をするサークルに入ってます。山って最高ですよ。
こないだ、うちの家族と会社の人の家族で、キャンプに行きました。笑
どれもこれも時間の使い方がゆったりまったりなのと、中小企業でも人への投資をある程度してくれるんだなぁと感じました。

純粋に「残業が少ないだけ」の仕事になると、時間契約の派遣社員とかになりがちですが、ちゃんと正社員で会社内の様々な職種が残業少ないのは、会社が安定しているからですね。
なぜ、残業が少ない会社と多い会社があるのか?が、ふと疑問になり、いろいろと調べたので後半にまとめておきますね~
そんななか、なぜ人が辞めていくのか?
これは一般的なサラリーマンの壁かもしれません。
残業が少ない仕事のデメリット

残業が少ない仕事の会社は、会社の資本が安定しているからこそ、逆のデメリットになりました。
- 昇給はみんなでいっしょ
- 昇格のためには政治力が必要
- 生活残業ができない
- 挑戦よりも安定志向
- 人を活かさず仕組みに頼る
僕は家族を大事にする時間の使い方をしてるので、残業だらけの長時間労働から自分で働き方改革して定時退社&年収UPを果たしましたが、人間はさらなる欲求を求めるなだなぁと実感してます。
昇給はみんなでいっしょ
残業が少なくて安定している会社だからこそ、昇給は微増ですね。
こんなにがんばって誰よりも仕事したのに!?!?!?ってなります。
これに納得する理由があったので、後半に記述しますが。
昇格のためには政治力が必要
ベンチャーは実力主義な部分が多いように経験して感じましたが、一般的な規模の中小企業では、根回しが必要ですね。
社長や役員に各部門長など、すべてにメリットがあり続けるように仕組まなくてはなりません。
僕がこれをしたくない理由として、順調に上がっていく人の一例ですが、
- 白髪が増える
- 皮膚にアレルギー症状がでる
- 100円ハゲができる
- 数年でいなくなる
- 平社員から嫌われる
- 結果を出すために仕事を選ぶ
近くで見てると「僕はやりたくないし、誰かが犠牲になってる」と思ったので、遠目で見てます。
※この方にアドバイスしました。この記事の後半で実際に上司に転職エージェントの活用方法をアドバイスした結果を書いてます。凄いことに!
上司は辞めることを会社に伝えた途端、「白髪」、「皮膚のアレルギー症状」が改善されました!
(100円ハゲは完治してたようです)
僕は昇格にこだわらずに別の戦略をとるべきだと思いました。
実力をつけ、それで昇格するならしてもいいと思いますし、それよりも裁量権があるほうが楽しく仕事できますよ。
挑戦できる環境って大事です。この考え方こそ、これからの働き方だと思います。
生活残業ができない
僕はしないタイプですが、独身者や残業で生活水準を上げてる人にとっては大打撃らしいです。
生活残業は時間の切り売りだと思うし、会社がLoseになるので問題です。この考え方が身に付いてないと、転職した時にいきなり会社に嫌われるんじゃないかな。
昇給がたいしてしないから仕方がないと思ってる人もいますが、長い目でみるとやっぱり時間の無駄だと思いました。別の手立てを考えた方がいいと思います。
挑戦よりも安定志向
僕はわりと挑戦したいタイプなんですが、そういった人は去っていくと言われました。笑
何をするにも会社は保守的なんですが、会社の段階として仕組みができてて売上が伸びていってるからでしょうね。
限られた時間で挑戦して最高の結果をだしたいんだけどなぁ。なかなか既存の事業の維持に時間がかかります。
僕の状況としては、もう少し人を増やすか外注化をさらに進めて、挑戦する数を増やしたいところです。
今の仕事は定時に帰れて、やりたい案件に挑戦できるので。(雑務も多いですが)
人を活かさず仕組みに頼る
個人ごとの力を活かすより仕組みに頼ってるのが、残業が少ない会社の強みなんですよね。
僕も様々なビジネス書を読んでいて思いますが、やはり他人のヤル気はコントロールできません。だから自分で仕組みを作っていったほうがいいです。これは間違いない。
なぜ、「コロコロ人が入れ替わっても業務が回るのか?」という仕組み、長時間労働だらけの会社でもやればいいのに、と思いますよね。
理由は簡単で、残業が少ない会社は組織体制と業務の見直しが終わっていて、他は終わっていないということですね。ここからさらに、新規事業を創ろうとする社内ベンチャー部門とかもありますが。
そのため、会社側としても、
わざわざ仕組みで事業を回してるのに、社員の年収を上げ続ける理由がないのかも?
メインの営業部や商品開発部は仕組化されてますね。そこまで残業もしてません。
逆に社内ベンチャー部門には、お金をバラまいてます。
こうやって分解していくと感慨深いというか、残業が少ない会社に5年いるだけあるなぁ(^^;;
がんばる方向さえ間違えなければ、自分で選べる
僕は空いた時間でビジネス書を読みながら、複業にも挑戦してますが、そこで身に付けた力を会社で活かすと、本当に相手の僕を見る目が変わりました。
なぜなら、一般的に会社員は勉強しません。だから引き出しが増えないので、仕事の仕方が変わりません。
もっとよくできるのに、目の前のことだけを終わらせて帰っていく。それだけじゃあ成長しないし、面白くなくなっていくと思うんですよ!
だから先回りして、「自分のやりたいこと」と、「会社が求めていること」を結びつけて挑戦していく。これがサラリーマンの面白いところであり、仕事のやりがいにもなるし、社長や他部門長たちも嬉しいですよね。(そのためにも考える時間を作る)

僕はこのやりかたにしてから、自分への需要が増えました
(個人的にはお金の特別扱いより、定時を短くしてほしい。今期は1時間早く帰れる!とか)
残業が少ない会社の探し方

けっこういろんな方に転職相談をされるので、ここで書いていた、残業が少ない会社に転職した方法や、上司へのアドバイスは別の記事にしました~
こちらの【実録】残業が少ない会社に転職した方法【情報を活かせてる?】をご覧ください~
これまでの実績から、ひとことで説明すると、市場を見るのです。業界や職種ではなく、「いま市場にある情報」から判別するのが確実です!

企業のライフサイクルから見る「残業時間と人への投資」の親和性

僕は後から振り返ると、「成熟期」の会社こそ残業が少ないと思い始めました。企業のライフサイクルというものがあり、これには4つの段階があります。
中小企業庁の中小企業のライフサイクルは3つ目の成熟期まで説明されており、4つ目が一般的に衰退期と呼ばれています。
- 幼年期(起業・創業)
- 成長期(新事業展開)
- 成熟期(承継・M&A)
- 衰退期(倒産・改革)
残業が少ない仕事は3の成熟期の可能性が高くて、成長期で人が増えた後に、組織体系や業務の見直しを行うからだと思うんですよ。(実体験)
もちろん職種にも左右されるのですが、営業や商品開発よりは事務職の方が残業は少ない傾向にあります。
それでも、考え方の大前提として企業のライフサイクルのほうが影響力は大きいと思います。
なぜなら、幼年期や成長期にはコスト部門と言われる「売り上げを作らない職種」も、どんどん成長していく会社に合わせるための仕組みを作るのに時間がかかるからです。
だからこそ、人事評価(人への投資)も、企業のライフサイクルよって変わってくるので、注意すべきだと思います。
企業のライフサイクルごとの「残業時間と人への投資」
驚くことに、僕は4つの会社の段階を経験してました。幼年期は創業メンバーではなく途中参加で、衰退期の倒産も経験済みですね。
実際に企業のライフサイクルによる、残業時間と人への投資は以下が多いと感じました。もちろん会社が軌道に乗れれば違いますが、たいていは以下かと。
幼年期(起業・創業)
- 残業が多い
- 社員に投資しない
成長するために残業多くて、社員に投資するお金がない。人を増やしたくてもあまり来ない。
成長期(新事業展開)
- 残業が多い
- 社員に投資する
- 採用にも投資する
売上が伸び始めて、さらに成長するために人を集めるが、少しずつしか集まらないので残業は多めで、社員にお金を投資する。
成熟期(承継・M&A)
- 残業が少ない
- 社員に投資しない
- 仕組みに投資する
仕組化された部分の人材は残業が少なくて、お金を投資しない。人はたくさん来る。
しかし、社内ベンチャーなどは幼年期だが、お金があるので成長期と同じ扱いになる。
衰退期(倒産・改革)
- 残業が多い
- 社員に投資しない
- 仕組にも投資しない
成熟期を一定期間の時間が経過し、次に打つ手がないので、会社のプロダクトに需要がなくなりお金がない。そのため社員は残業が多くて、投資するお金もない。
企業のライフサイクルすべてを経験したものとしては、お金を生み出す人材に投資されてる印象です。経営者の立場で考えてみると、当たり前かもしれません。
大企業は成長期と成熟期の回転が素晴らしいのでしょうね。いや、回転が素晴らしいから大企業なのかも?
ひとまず、残業が少ない仕事というのは、成熟期の会社(もしくは部門)だということを意識しつつ、転職先を探した方がいいと思います。
なかなかブラック企業からホワイト企業へ転職するときは、時間的余裕がない状況下で探すので大変です。
僕も子供が生まれて一か月くらいで転職したので、めちゃくちゃ大変でした(^_^;)
しかし、ぜったい妥協してはいけませんよ
そして、自分の人生のフェーズに合わせて、企業の段階を選んでもいいと思います。
大企業もこの先わからない時代ですし。できれば、自分が共感するプロダクト・経営者だといいですね~
できれば、自分が会社で挑戦したいことを選べる雰囲気なところであれば、自分のやりたいことで時間がない状況にできるので幸せになれます!(実体験)

残業が少ない仕事のメリット・デメリットと探し方のまとめ
僕は1社目に倒産を経験したり、企業のライフサイクルを経験してきました。
今は成熟期の残業が少ない会社で自分自身の需要に供給しつつ、やってみたいことに挑戦したり、複業も3年ほど経験してます。
できれば残業が少ないだけで、何も身に付かない仕事は選ばない方がいいです。
ブラック企業から脱出するときは、余裕がない人が多いでしょうが、自分の人生の棚卸をしてみましょう。
自分が苦ではないことで、需要が求められる仕事はありますよ。僕がそうでした。それで業界を変えて転職したので。
時間があれば、自分の可能性を自分で広げていけます。
ベースとなるスキル活かしつつ、色んなことを経験していけると楽しいですよね!
この記事で伝えたかったことは、
- 残業が少ない仕事のメリット・デメリット
- 残業が少ない会社の探し方
- 企業のライフサイクルから見る「残業時間と人への投資」の親和性
ですので、
- 空いた時間を活かす
- すべてを集めて自分で選ぶ
- ライフサイクルと残業時間・年収の関係
だと思います!(実体験)
僕のサラリーマンの壁の乗り越え方は、長期的に見ても正しいと思います。自分で力を身に付けていくことこそが、これからの働き方ですよ。
僕は最初の倒産を経験してから、会社の文化や習慣を学ぶよりも、「手に職を付けて、どこの会社でもやっていけるようにしよう」と考えました。
思えば1社目の影響で、政治力を捨てたのかも?
日本では仕事ができるだけじゃ昇格は難しいですが、バランスを保ちつつ、これからも励んでいきます。(会社の外からもお金を引っ張ってくるぜ)


自分で働き方や生き方を選ぶと家族で楽しく過ごせます。
副業で得たスキルや知識を会社で活かすとさらに加速!ということで複業を経て築き上げた僕のキャリア戦略やブログ・アフィリエイトなど。
副業年収はどうなの?
価値観は変わった?
会社の外で身に付けた力を会社で活かす?
今後サラリーマンとしてどうするの?
あなたがこれから挑戦する未来かも?しれません。